実用化目前!愛媛発の便利な鍋

1978

発明には「ニーズに合わせて生まれたもの」と「ピンと来た瞬間に思い付いたもの」がある。今回紹介する「くるくる鍋」はどちらも当てはまるかもしれない。愛媛県の渡部英樹氏が発明した鍋は、らせん状の溝によって、「お湯が早く沸き」「混ぜる手間が省け」「早く美味しくなり」「吹きこぼれにくくなり」「アク取りが簡単」になる優れものだ。

料理の手間を省き、電気代等の節約にもつながる『くるくる鍋』。水を熱している鍋に卵を入れると、中で発生している渦巻きによって卵が回転する。卵であれば、黄身が真ん中のゆで卵をつくることができるが、渦巻きの動きで熱される過程は効率的でもある。水は通常の鍋よりも早く沸騰するのだ。

くるくる鍋はテレビ東京の人気番組『ワールドビジネスサテライト』でも紹介されるほど注目を集めている。今は試作の段階に過ぎず、具体的な製品化へのスケジュールはまだ発表されていないようだが、便利な鍋が店頭に並ぶ日もそう遠くないはずだ。

この記事をシェア
0 0
記事のタグ