街の中心とおぼしき通り。多くの人が列をなしている。まるでAppleの新製品発売を待っているかのようだ。実際に行なわれていたのは『Le Whaf』の試飲会。グラスの中を見てみると、液体ではなく、雲とも煙とも表現できる気体が。
「美しい雲(煙)」を飲むというのは斬新なアイデアだ。ガラス製のビンであるLe Whafに材料(例えばレモンタルトのレシピ)を入れておくと、雲(煙)が発生する。グラスに注いで、特注のストローで新感覚の味が楽しめるのだ。
私たちは食事の際にカロリーを心配しがちだ。ところがLe Whafはカロリーの心配をする必要がなくなる。それでいて、食べ物の味はするのだから不思議なものだ。
「雲をつかむよう」とよく口にするが、「雲を食べた」味はいったいどんなものか。ぜひ美食家の感想を聞いてみたいものだ。
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