電線も水道管も通っていない大自然の中で一人暮らしをしたい人に朗報。世界中のユニークなデザインを取り上げているサイト「Yanko Design」は今冬、電気も水も自給自足可能な組み立て式木造住宅「Majamaja」がフィンランドの首都ヘルシンキ近くにオープンする計画を報じました。
大自然の中でも建設可。自然に与える影響も最小限に
フランスの建築事務所「Littow Architectes」が設計した「Majamaja」は、住宅部品の運搬手段・人手・土地が必要最小限で済みます。それはつまり人里離れた大自然の中でも建設可能であり、建設時に自然に与える影響も最小限に留められることを意味します。1月現在、ヘルシンキから少し離れた水辺のそばに一人暮らしに最適の、小ぶりな住宅が立っています。
自給自足のための設備ですが、屋根のソーラーパネルと燃料電池で生み出された電気でコンロ・エアコン・照明器具などの家電が使えます。電気と同様、暮らしに欠かせない水は、雨水と空気中の湿気を集め、ろ過システムを通じ、きれいな水に生まれ変わります。キッチン・シャワーで発生する下水も再利用。気になるトイレは排泄物を土に戻す「ドライトイレ」を採用しています。
近いうちに短期レンタル開始。興味深い体験になりそう
小ぶりとはいえ、大自然を満喫できるウッドデッキを有する「Majamaja」は、近いうちに短期レンタルを開始するとのこと。近くに田んぼや畑、海や川があれば、何もかも自給自足できそうな組み立て式木造住宅は、休暇を完全に一人きりで過ごしたい人、大自然の中に引っ越したい人、シンプルな生活に憧れている人には興味深い体験になりそうです。
参照元:YANKO DESIGN
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