昨年10月にアメリカで紛失したiPhoneが、約9ヶ月後に日本で発見され持ち主の元に返ってきた、というニュースがアメリカで話題となっています。
約127トンの穀物の中に消えたiPhone
持ち主の男性はケビン・ホイットニーさん(53)。穀物をトラックから倉庫に移す間に、シャツのポケットからiPhoneを落としてしまいます。すると、彼のiPhoneは穀物エレベーターをそのまま上がっていってしまい、そして穀物28万ポンドでいっぱいのくぼみへと消えてしまったといいます。
再びそのiPhoneを見ることは決してないだろう
そう思ったホイットニーさんのiPhoneは、ミシシッピ川を下った後、パナマ運河を渡り、太平洋を横断します。iPhoneは鹿島行きの船へと乗り込み、その後北海道の製粉所で発見されます。
そこの製粉所からホイットニーさん宛に確認の電話があり、無事にルイジアナ州のJA全農関連会社の責任者経由で返送されたそうです。
このニュースに世界の人が感動のコメント!
「グローバル化のメリットだな。自分の穀物が、立派な人たちがいる国に輸送される。」
「日本の人がiPhoneを返送したことは本当に素晴らしい。それを盗んだり売ったりしなかったんだから。」
「気付かないけど、正直な人たちはたくさんいる。なんて素晴らしい話なんだろう?もっとこういう話が聞きたいよ」
思い出がいっぱい詰まったiPhoneだった
iPhoneに保存していた娘の結婚式の写真をあきらめきれずにいたホイットニーさんは、「捨てずに送り返してくれるなんて、信じられない」「なんて小さな素晴らしい世界なんだろう。大事な写真がたくさんあった。電話が戻ってきて本当にうれしい」と大変喜んでいたとのことです。
おそらく、このホイットニーさんの「iPhone」は今年世界中から最も注目された携帯端末でしょう。
この記事をシェア