ビール缶アートにアルコール依存症患者からのメッセージ

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アルコール依存症がメディアで取り上げられることは非常に少ないが、身も心もズタズタになる大変な病気。症状は薬物依存となんら変わりが無い。
アルコール依存の場合、本人よりも廻りにいる家族が大変な思いをする。依存患者の後始末などを行っているうちに家族がイネーブラと言う依存を可能にする存在になってしまい、患者の病状をさらに悪化するという悪循環に陥ってしまう。イネーブラはなんとか治そうと必死に行動するのだが、患者本人は酒を止めようとしない。入院させようにも本人が同意をしない限り、強制的に入院させることはほとんど出来ない。アルコール依存症と言う病気は本人の止めようと言う意思が無ければ治ることはないのである。

そんなアルコール依存症の問題をアーティストのメラニーケイが缶ビールの缶に依存症患者の声を元に絵を施した「缶ビールアートのランプシェード」を作成した。
この絵にはアルコール依存症に苦しむ人々の声が詰まっている。酒好きで依存症一歩手前というあなた、酒の困ったエピソードを武勇伝として話すのが好きなあなた、この缶ビールアートのランプシェードを家に置き、苦しんでいる人々のことを思い出し、暴飲は自重してもらいたい。

あなたが思っている以上に怖いアルコール依存症。缶ビールアートのランプシェードはその恐ろしさを表現している。アルコール依存症患者の末路は非常に悲惨。メラニーケイ想いを少しでも感じて欲しい。

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