覚えていたいこんな言葉!子どもたちに贈りたい5つの言葉

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「菊作り 花見るときは 陰の人」とは、吉川英治さんが菊作りの老職人に贈った句だそうです。

多くの人は「まあ、この花はきれいだわ」とつぶやきながら、その花を手塩にかけて育てた人には目をむけていない現状から、陰の職人への労をねぎらったものだとか。

ところで誰しも、「あの先生はこう言ってくれた」「こんなことしてくれたな」という思い出はあるのでは。

今日は、『先生たちがえらんだ子どもに贈りたい120の言葉』から、そんな言葉たちを紹介します!

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思わずメモしてしまう言葉5選!

1:「プロでミスしたシュート9000本。負けたゲーム約300。ウィニングショットをはずしたこと26回。いままでミスをしてきた。何度も何度も何度も。だから、おれは成功する」(マイケル・ジョーダン)

成功者の多くはそれ以上の失敗が必ずあります。エジソンも白熱灯を発見した際、約1万回の実験の失敗は、成功ではない例を発見したにすぎないと語ったのは有名な話。

2:「今日はあれをやり、明日はこれ、というように、あまり気が散ると、結局どれもものにならないですね。同じことを根気よくああでもない、こうでもない、とひねくりまわしているうちに、はっと気がつく。これは学問に限らず、どの方面についてもいえることだろうと思います」

(湯川秀樹著『自己発見』より)

ささやかなことを日々続ける。当たり前のことから継続してみる。あれこれ考えるよりも、淡々とやってみることが次に繋がっていくのかもしれません。

3:「“ダメな子”とか、“わるい子”なんて子どもは、ひとりだっていないのです。もし、そんなレッテルのついた子どもがいるとしたら、それはもう、その子たちをそんなふうに見るしかできない大人たちの精神が貧しいのだ、ときっぱり言うことができると想います」

(手塚治虫作『ガラスの地球を救え』より)

誰しもがかけがえのない人。人を島にたとえるなら、なにかを拒絶した数だけ島同士をつなぐ橋はなくなってしまいます。否定はときに自分の何かを失っているのかも。

4:「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目には見えないんだよ」

(サン・テグジュペリ著『星の王子さま』より)

物事にはかならず背景があるはず。だから、花をみてもそれを育てている人のことを思い描けるのかも。見えていることがすべての結果ではないこともあるようです。

5:「われわれは短い時間をもっているのではなく、実はその多くを浪費しているのである」

(セネカ著『人生の短さについて』より)

時間は有限。活動は無限。夢中になって何かをするときの時間、何かに追われて事務作業のように片付けている時間は、たしかに時間に対する感じ方はちがうのかも。

口にする言葉、手紙に書いてわたす言葉はそれぞれ伝わり方もちがうもの。言葉は蓄えた数だけ、洗練されるかもしれません。

いつの日か、こんな言葉を贈る日がやってくるのかも。

参照元:先生たちがえらんだ子どもに贈りたい120の言葉(Amazon)

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