人類最大の敵「癌細胞」。本当にこの細胞は憎らしい。医学が発達した現在でも即効性のある治療薬と言うものが存在しません。人間にとって最大にして最強の敵と言えるでしょう。人類は癌細胞を駆除しようと努力を続け様々なものを開発していますが、今回アメリカNASAが癌細胞を検出する事のできる魔法の箱「Microflow」を発表し、世界で話題となっています。
使用方法は、患者の血液を採取しMicroflowに流し込むだけ。Microflowには予め癌細胞のデータがプログラミングされており、患者の血液データと癌細胞データを照合し患者が癌であるか否かを判定すると言うもの。癌治療はやはり「早期発見」が重要。とは言え時間が限られて病院にいくことができなかったり、近くに専門知識を持つ医師がおらず遠方まで通院しなければならなかったりとなかなか通院する時間を割くことが出来ませんでした。
これなら、血液採取を行う事のできる人間が一人いれば癌検査をすることが可能で多くの癌患者を救うことができます。さらに人為ミスから来る医療ミスの心配もなく正確な検査を行う事が出来るのです。持ち運びが可能ですから,宇宙や戦地、被災地など劣悪な環境でも検査することが出来ます。Microflowは癌だけではなく、感染症などの重病も検査できるとの事です。
製品化はまだまだ先となりそうですが,多くの人間を死に至らしめた癌細胞の早期発見に効果があるデバイスですから早期完成が望まれます。
10年後「あの当時は癌が治らなかったけれど今は治るものね」と笑って話せる日が訪れて欲しいものですね。
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