両手首に装着し、腕や全身を動かせば、その動きがリアルタイムで音に変換されることに興味があるパフォーマーは必読。スイス発、リストバンド型ウェアラブル端末「Mictic」の先行販売プロジェクトが5月、米クラウドファンディング(CF)サイト「Kickstarter」で成立しました。
楽器の音に加え、音風景、活動音も生み出せる
2個セットの「Mictic」の使い方ですが、まず両手首に装着します。スマホとBluetoothで接続し、専用アプリでペアリングし、鳴らしたい音を選びます。後は好きなように腕を動かすだけ。腕の動きをリストバンド内のセンサーが探知し、動きのデータは瞬時にスマホに転送され、データはアプリで音に変換され、その音はスマホのスピーカー、外部スピーカー、ヘッドホンに流れます。
腕の動きから変換できる音の種類は楽器の音(ギター、ドラム、チェロ、バイオリン)だけではありません。音風景(ヒップホップ、EDM、ロックなど)や活動音(カンフー、ロボット、動物園、ライトセーバー、テニス)も選べます。本物のギターは弾けずともオリジナルの音をかき鳴らせること、自分が踊るロボットダンスに合わせて音が生まれることは魅力的ではないでしょうか。
将来的にAndroidにも対応することを期待
パフォーマーやYouTuberとの相性が良さそうな「Mictic」の先行販売プロジェクトは最終的に239人から2万9596スイスフラン(約360万円)もの支援を獲得し、5月中旬現在は米CFサイト「Indiegogo」でも事前注文を受け付けています。アプリがiOSだけでなくAndroidにも対応すること、もっと多くの音が利用できるようになることを期待したいところです。
参照元:INDIEGOGO, KICKSTARTER
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