今回は、米航空宇宙局(NASA)が調査研究している、火星までの移動時間を従来の半分に減らすことができる推進技術について取り上げます。
その推進技術とはズバリ!太陽電池で集めた太陽エネルギーによる電気推進システムを利用したイオンエンジンです。
従来の液体燃料ですと約8カ月ほどかかっていたそうなので、この技術が実現すると約4カ月ほどで到達可能となります。
ちなみに、今回と似た様な動力を採用しているものとしては太陽光を受けて航行するソーラーセイル(宇宙ヨット)などがあります。
その名も、ホールスラスター推進!!
とりあえず響きがカッコイイですよね。
アナタはご存知かどうか分かりませんが、今回の話題でまず某SFテレビドラマ(海外ドラマ)に登場する合衆国空軍の宇宙戦艦をイメージしてしまうのは私だけでしょうか?
話を戻しまして、今回のメカニズムについて簡単に解説しますと確かに重力下にある時は液体燃料が最も効果的であることは間違いありません。
しかし、無重力下となりますとスペースデブリなどに衝突するといった特別なトラブルがない限り空気抵抗は殆どないので、永続的に推進させるシステムさえあればドンドン加速し続けてくれるというわけです。
これで今後、さらに太陽光のエネルギー密度を高める方法が出来上がってくれば、地上の太陽光もかなり有効活用されてきますね。
こうなってきますと、将来的には念願のワープ航法が実現される日がそう遠くないのかもしれませんよ。
参照元:WIRED Japan
この記事をシェア