「目に見えるものを上手く書きたい!」と願ってやまない人は要チェック。レンズを覗くと、中にある鏡とプリズムによって、風景や被写体が手元の紙に映し出される装置「カメラ・ルシダ」の次世代機、『ネオルシダXL(NeoLucida XL)』が今春、クラウドファンディングサイトに登場しました。
書きたいものと紙と鉛筆が同時に見える。
『ネオルシダXL』を使えば、目に見えるもの(人、花瓶、ぬいぐるみ…)のトレースがずっと簡単になります。使い方は以下の通り。まず「カメラ・ルシダ」次世代機を机の端に固定します。次にグースネック(アーム)を曲げて、ビュアーを書きたいものに向け、紙の上に位置するように調節。ビュアーを覗くと、書きたいものと紙と鉛筆が同時に見えるので、あとはトレースするだけです。
『ネオルシダ』プロジェクトは以前、クラウドファンディングサイトの「キックスターター(Kickstarter)」で資金調達に成功しています。旧型との大きな違いは、「カメラ・ルシダ」のビューイングエリア(書くために覗く部分)が大きくなり、全く新しいデザインに生まれ変わった点。以前よりずっと見やすく、そしてトレースしやすくなりました。
次世代の「カメラ・ルシダ」プロジェクト、24万ドル以上を調達。
19世紀頃、真に迫った像を描くには「カメラ・ルシダ」しかありませんでした。2017年5月中旬の段階で、『ネオルシダXL』プロジェクトは3900人以上のユーザーから計24万ドル(約2700万円)以上を調達しました。どれだけ月日が流れても、目に見えるものを上手く書くための装置は人気が高いようです。
参照元:KICKSTARTER
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