ウェアラブルのリリースに続くリリース。この「Neptune Suite」もそんなウェアラブルの一つと思いきや、実はウェアラブルに見えているその部分こそがコンピュータというから驚きだ。
シームレスなコンピューティングライフ
Neptuneの開発チームは、Neptune Suiteの開発を進めるべくIndiegogoで資金調達を開始したが、開始から1週間あまりで既に目標金額の897%を達成している。多くの人がNeptune Suiteに注目しているということだろう。
Neptune Suiteで何ができるか。答えは「何でも」だ。
ウェアラブルの姿をしたコンピュータのNeptune Hub、ハブのインターフェイスの役目を果たすスマートフォンのようなPocket Screen、タブレットのようなTab Screen、ワイヤレスキーボードのNeptune Keys、Tab ScreenとNeptune Keysを合体させたTab & Keys、HDMIデバイスのNeptune Dongle、そしてワイヤレスヘッドフォンのNeptune NecklaceをまとめたものがNeptune Suiteである。
Neptune Suiteは一つのコンピューティングハブのみを使っているため、いくつものデバイス間で同期をする必要はない。一つのデバイスでアプリを開いて他のデバイス上で再ローンチすることなくそのアプリを見ることができる。まさにシームレス。
コンピュータハブ自体は常に自分の手首にあるので、例えばPocket Screenを紛失してもデータを紛失することはない。
スマートフォンのようにプロセッサやストレージなど高価なコンポーネントが組み込まれていないので、Tab ScreenやPocket Screenなどデバイス自体の価格設定は低めになっている。
低価格設定でも機能性は抜群
Neptune Hubは、通話や、メッセージの送信、ソーシャルネットワークへのアクセス、フィットネスデータの追跡記録などといった機能を手首の小さなウェアラブルで行うことができる。Pocket ScreenやTab Screenは持ち歩きたい時だけ持ち歩けば良いという訳だ。
Neptune Necklaceは、充電機能も兼ね備えたヘッドフォンで最大3台のデバイスを同時充電できる。
コンピューティングハブNeptune Hubは、2.4インチのタッチスクリーン画面、1.8GHzクアッドコア・プロセッサ、64GBのストレージ、Android Lollipop5.0、GPS機能、Nano SIMカードスロット、心拍数センサ、1,000mAhの内蔵バッテリを搭載している。
たった一つのハブなのに無限の可能性を秘めているNeptune Suite。夢のようなギアが比較的低価格で手に入る、そんな時代がついにやってきたのだ。夢を買えると思えば599米ドルは超安価ではないだろうか。
参照元:inStash