朝目覚めてみれば体中汗まみれ。腋の下も汗ばんでいたりすると朝からすごく嫌な気分になりますよね。寝汗は多くの人によくみられる症状で、決して珍しいものではありません。
寝汗は体が発するSOS信号?
Journal of the American Board of Family Medicineによると、パニック症状、不眠症、発熱、手足の麻痺、不安症やストレス、そして呼吸障害などによって寝汗は引き起こされることが多いとか。
また、SSRIなどといった抗うつ薬によって寝汗が引き起こされる場合もあるそうです。
さらに深刻なケースになると、自己免疫疾患、心臓疾患、内分泌性疾患、胃食道逆流症、HIV、肺炎、癌、睡眠時無呼吸症候群、そしてパニック発作などにより寝汗が引き起こされていることも。
私達の体は、深部体温が一定以上に達した時に汗を利用することで上がってしまった体温を下げています。
睡眠時に重いブランケットを使ったり、炎症や疾患などの症状がある時の体内部の炎症反応によって、特に夜間に深部体温は上がるとされています。体温をコントロールする能力を制御する交感神経、汗腺などといった要素も関係しているそうです。
また逆に、健康に気を使い運動をよくする人達が低体温時によく汗をかくとも言われています。
毎晩寝汗をかいていて、朝パジャマが汗でびっしょり。そんな時は医師に診てもらいましょう。
寝汗の問題を解決する一番の方法は、その原因を探ることにあります。大きな病気などではなく、日々の習慣などが問題だと分かれば対処もしやすいでしょう。
現代社会はストレス社会と言われています。まずは自分が抱えるストレスの軽減に努め、睡眠しやすいよう食生活を改善するなど、簡単で身近なことから始めるのがポイントです。
それでも寝汗が毎日のように続くのであれば、医師の診断を早めに受けることが大切です。
参照元:Men’s Health
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