子供の頃カッコイイと思ったものは、大人になっても格好良く感じるものだ。漫画やアニメに出てくる近未来的な乗り物に、いまだに憧れていると言う人も居るのではないだろうか。そんな層を狙ってか、ホンダが発表したバイクが『NM4』だ。
奇抜な見た目、優しい乗り心地
NM4を開発したのは、20～30歳の設計チーム。日本のマンガとアニメの美学から多くを受け継いだ「フロントマッシブスタイリング」をコンセプトとしている。
基本スペックは、水冷4ストロークOHC4バルブ直列2気筒、タンク容量は11L、馬力は54と、排気量の割に少し非力に感じるが、中、低速に力強いトルクを持つ町乗りスタイルに仕上げている。また、フロント・リア左右に収納、AT・MT操作を切り替えるデュアルクラッチトランスミッション、バックレスト、と乗り手に優しい設計だ。
プロジェクトリーダーの三倉圭太氏が、「すべての瞬間が映画を感じさせるようなマシンをつくることを目指した」「乗ることがひとつのイベントのような体験になってほしい」と話すように、NM4は、いつもの道を少し変えてくれる、独特の世界観をもったバイクだ。
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