毎朝、朝食にコーヒーを飲んだり、眠気覚ましの為にコーヒーを飲んでいる全国のコーヒー(中毒)の方々へ悲しいお知らせ。
なんと2080年にはコーヒーが無くなってしまうのではないかという懸念が出ているようです。
2080年ならまだ先じゃない?みたいにお気楽に考えてしまいそうですが、もうすでに影響が少しずつ出ているようです。
このコーヒーが無くなってしまうとされている原因が気候変動、いわゆる地球温暖化。
これがコーヒー豆の生産に多大な影響を及ぼしてしまうとのこと。
オーストラリアの非営利団体の気候研究所からのレポートでは、この気候変動によってコーヒー業界に与える影響はとても深刻な問題となっており、スターバックスやその他大手の企業でも問題が懸念されているそうです。
あのスタバでも問題が認識されている!?ってなると若干怖くなってきませんでしょうか?
統計によると現段階で1年に輸出されるコーヒーの市場は日本円に換算すると約2兆円、カップの数にするとなんと22.5億杯が1年の間に消費されています。
この統計から、コーヒーが無くなることによる影響は世界中の生産者を含めた2500万もの人々に影響があると予測されています。
主要なコーヒー生産国ではすでに影響がで始めていて、メキシコ、中米、コロンビア、ブラジル、タンザニアなどの国々が、地球温暖化により2050年にはコーヒー農園の面積が半分になってしまうとのこと。どうやら気候変動がコーヒーにとっては馬鹿にならないということが何となくわかってきますね。
どういった影響がコーヒーにあるのか?
では実際、気候変動によっていったいどのような影響が出てくるのかといったところです。
気候変動によるコーヒーへの影響
コーヒー豆の品種は大きく分けて「アラビカ種」と「カネフォラ種」に分かれます。
キリマンジャロとかも元をたどるとアラビカ種の一種になります。
そしてこの2つの種はカネフォラ種のほうが若干栽培しやすいものの、どちらもとても繊細な植物。
研究によれば、不適切な時期に気温が0.5度変わるだけでもコーヒー豆の収穫量、風味に多大な影響を与える可能性があるとのこと。
気温が高くなるにつれ、それは植物の成長の仕方が変わり、豆を損傷する原因にもなりえてしまうというこですね。
となると、農家は気候の変化に合わせて土地を高い高度の場所に変えないといけなくなります。
気温が変わったからと言ってこっちの土地に変更だなんて無理な話ですし、第一高度が高くなるということはそれだけ育てられる土地が減ってしまうということ。
気温の変化というのは単純に温度の変化だけではなくて、雨の温度や、降水パターンにも影響を与えたり、また温度変化により病気や害虫の発生率も上がってしまうそう。
2012年にも一度、こういった気候変化によって病気が発生して問題になったようです。
こういった病気によって500億円以上の損害が毎年出ています。
コーヒー農家のほとんどは小規模の農業で、コーヒー豆を主な収入源として扱っています。
ということは、作物の被害が出ることによって、大きな被害をこうむることになり、他に生産物のない農家の人たちはこういった被害に対応できる準備ができてい無い状態です。
どのように被害を食い止めていくか
今回はコーヒーに言及してますが、温暖化によってもたらされる問題のうちのひとつでしかありません。
一人ひとりが普段からの意識を変えていくことが大事かもしれません。
リサイクル、省エネ、水の節約など身近な生活からこういった環境問題に貢献していくことが重要です。
毎朝の暖かいコーヒーを続けていくためにも、少しずつでも良いので意識していきたいですね。
提供元:Lifehack