ドーム形というのは、力学的に非常に強く、安定しているらしい。エスキモーが雪のブロックを積み上げて作るドーム形の家「イグルー」も、猛吹雪に耐えることができる。そのイグルーの形状を真似たのが、この「North Face Dome Tent (ノースフェイス・ドームテント)」。現在市場に出回っているテントの中で、おそらく、最もハイエンドのものと言っていいだろう。
荷物を置くスペースを十分に確保したうえで、8人が寝ることができるNorth Face Dome Tentは、本来ならば山小屋が必要なほど過酷な自然条件の中で、ベースキャンプとして使うことができる。ヒマラヤや南極大陸での使用を想定して設計されているというのだから、嵐や吹雪の時にも頼ることができる。入り口は2つ。煙を逃がす通気口があるので、中で煮炊きもできる。窓もある。ベースキャンプとして、長期間、快適に使えるようになっている。
もちろん、これほど高性能のテントが、日曜アウトドアズマンに必要だとは思わない。しかし、君がこだわりを持った上級者なら、North Face Dome Tentを見て触手が動いたはずだ。
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