魚のように水中を泳ぎまわりたい。いつの時代でも人間が憧れてやまない欲求である。もちろん現代では潜水艦もあり、ダイビング機材もあるのでほぼその夢は達成できている。だが、本当にほぼ体一つで気軽に泳げる日がくるかもしれない。
水中の酸素供給がボンベからフルフェイスのヘルメットに?
では酸素はどこから摂りこむのだろうか?残念ながら魚のように水中からではない。自分の呼気のリサイクルをするヘルメットが「ORB(酸素供給ヘルメット)」である。
ダイビングライセンス保持者の方はもちろんご存知だと思うが、機材の重さは20kgとも30kgとも言われている。もちろんそれは水の中に入るためには最低限必要な装備である。そして、その準備と引き換えに、自由に泳ぐことができる。
ORBが実装された場合、荷重のメインだったボンベが不要となるために、ほぼダイビングスーツだけで済むことになる。それはまさに「水の中に解き放たれた」状態になりうることは想像に難くない。
ダイバー同士がコミュニケーションとるために、ヘルメットにはビルトインタイプのBluetoothも備わっている。今まで制約があったアンダーウォーターのソーシャル環境をも変えてしまう可能性もありそうだ。
参照元:Yanko Design
この記事をシェア