現在のIT業界で主流のサービスはクラウドコンピューティングである。クラウドとはITではネットワークを現す。従来までのコンピューターサービスは、ユーザーがコンピュータやデータを自分で管理していた。例えば企業の販売管理システムならば、データを管理するサーバーもクライアント企業が開発会社から購入して、蓄積データとサーバーを管理していたのだ。
クラウドコンピューティングの場合、ユーザーはインターネットが出来る環境だけで良い。データ取得はインターネットを介したデータサーバーから行う。ユーザーに与えられた専用のパスワードでログインし様々なサービスを受ける。これならばデータを管理する必要はないし、高額なサーバーを購入する必要もない。介したインターネットを雲に見立てて、クラウドコンピューティングと呼んでいる。
クラウドと似た技術でパソコン自体も機能を削ぎ落とし、サーバー側にソフトウェアを乗せて共有するパソコンをシンクライアントと呼ぶ。このたった5センチの正方形「Pano Logic（パノロジック）」はシンクライアントの進化版だ。LANポート、ディスプレイポート、USBポートのみ、後はインターネット環境、ディスプレイ、キーボードを用意するだけ。するとPano Logicがインターネットを通じてPano Management Serverに接続し、あなただけの仮想パソコンが出現するというもの。
これならば面倒なWindowsアップデートなども必要ない。全てセンター側で行ってくれる。パソコンにありがちなハードディスク故障で、必要なデータが無くなるいう心配もない。新しいパソコンの形Pano Logic。このたった5センチの正方形がコンピューターの未来を変える。既存のパソコンはもう必要なくなる。もうパソコンはドロンだ。
