この建物はスペインのマドリードにある美術館「カイシャ・フォーラム」です。美術館なので会社ではありません。元々この建物は1889年に建造された電力会社のもので、2008年に改装し美術館となりました。
カイシャ・フォーラム最大の特徴がこの壁一面に広がる植物です。これは「垂直庭園」と呼ばれるもので、植物学者であり垂直庭園のデザイナーでもある「パトリック・ブラン」が設計を担当しました。壁には250種以上、15000本以上の植物が植えられ、壮観な「緑の壁」を作り出しています。ちなみに垂直庭園に施された植物は、年数回のメンテナンスで済む様に設計されていると言う事です。
パトリック・ブランが手がけた垂直庭園はカイシャ・フォーラム以外にも「フランス プロヴァンス アールアヴィニョン」や「シンガポール キャピタランド」、さらに「東京表参道GYREの一階入り口」で「垂直庭園」見ることができます。
パトリック・ブランは今後全世界に垂直庭園を普及させていく予定だそうです。パトリック・ブランの心の中はグリーン・ライト。これからも素晴らしい垂直庭園を見せてくれることでしょう。
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