今回は、3Dプリンタで印刷したエレキバイオリン「Pauline」について取り上げます。
カーボンを一部使用したハープならびにエレキオルガンなどはとっくに存在していますが、これを機にハイブリッドな楽器の開発がこれからもっと進展していくのでしょうか!?
3D + ストラディバリウス = 3Dバリウス!!
まずパッと見、3Dプリンタでアコースティックな楽器を作ったのか!?と思いきや、エレキと知ってちょいとガッカリしちゃいましたね。
なので、Paulineの音色は張った弦を弓で弾いて奏でているに過ぎず胴体部分が全く共鳴していないため、実際にはバイオリンを弾いている気分を何とな~く味わえる感覚に近そうです。
また、ノリノリの奏者がついつい弓でシンバルを叩いちゃっておりますが、もしバイオリン族が見たら発狂しちゃうと思いませんか?
あと、周辺機器に関してはフレーズの多重録音にエフェクターではなくリアルタイムで録音・再生ができるルーパー(LOOPER)を使っており、ローランド製のLoop Stationシリーズが有名です。
ただ、3Dプリンタによってアコースティックな楽器を毎回同じ様な形状で仕上げることが可能になったとしても、その都度同じ音色を出せるのか?といった再現性の確保に関してはまた改めて別の回でじっくり取り上げてみる必要がありそうだなぁ~と感じました。
参照:Gigazine
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