私たちがペンと聞いて連想する形状とはかけ離れた書き道具の登場です。米国発、人間の手の形にとことん合わせた『ペンアルティメットX1(PenUltimate X1)』の商品化プロジェクトが1月、クラウドファンディングサイト「インディゴーゴー(Indiegogo)」で公開されました。
上質な書き心地を味わえる上、手首の負担が軽くなる。
『ペンアルティメットX1』の形状は変則的なY字型になっています。マットブロンズの落ち着いた色合いとは正反対のユニークなデザインは人間工学に基づいて作られたもので、上質な書き心地を与えながら、手首の負担を軽くしてくれます。ペン先の反対側の持ち方ですが、変則的なC字型の部分に人差し指を引っ掛け、親指を添える形をとります。
新聞を持ちながらスムーズに線をまっすぐ引けるなど、スーツのポケットに入れておくと便利な『ペンアルティメットX1』。室内で何か書く時を想定し、専用のペン立て「クイックドロー・スタンド(Quickdraw Stand)」も生み出されました。ユニークな形状のペンとスタンドの組み合わせは、石標に青銅製の剣が刺さっているように見える、一種の芸術品です。
商品化プロジェクトは目標額の3倍近くを調達。
『ペンアルティメットX1』の商品化プロジェクトは2月14日現在、目標額の3倍近くに当たる2100ドル(約22万5000円)以上を調達しています。独創的な形状のペンが書き道具の可能性に挑むプロジェクトがもっと大きくなれば、何百年も存在する「ペンとはこういう形状である」という固定観念がいつか消えるかもしれません。
参照元:INDIEGOGO
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