どんな色でも手軽に作り出せます。ウクライナ発、5色のインクを混ぜることで100万色以上を生み出せる装置『ピーカラー(Picolor)』の大量生産を目指すプロジェクトが3月上旬、米国のクラウドファンディングサイト「キックスターター(Kickstarter)」で立ち上がりました。
マジックペンのインクにも絵の具にも使える。
『ピーカラー』の仕組みは次の通りです。モバイル端末に専用アプリをダウンロードし、作り出したい色を探して選ぶと、その色のデータがBluetoothによって装置に送信されます。データを受信した装置上部ではシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、ホワイトの各インクが混ぜられます。出来上がった特製インクは装置下部に置いたプラスチックボトルに注入され、使えるようになります。
『ピーカラー』で作り出され、プラスチックボトルに入った特製インクは、専用のマジックペンに流し込むこともできますし、パレットに垂らして絵の具として使うことも可能です。マジックペンをたくさん買う必要が無くなり、パレットの上で長時間試行錯誤する手間を省けます。芸術家やデザイナーだけでなく、クリエイティブな人たち全てにとって有難い装置と言えるでしょう。
装置は外に持ち出しやすいコンパクトサイズ。
100万色以上の中から好みの色をあっという間に生み出せる『ピーカラー』の大量生産を目指すプロジェクトは3月18日現在、目標額を上回る3万2000ドル(約340万円)以上を調達しています。外に持ち出しやすいコンパクトサイズの装置を欲しいと思う人は今後ますます増えていくことでしょう。
参照元:KICKSTARTER
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