秘密基地と聞くだけでなぜか「ちょっと見ておくか」となってしまう、いい年の大人も多いと思う。いや、できたらそういう空間に身をおいて、しばしぼんやりと空想に耽りたい時もある。これを現実逃避と言うなかれ。
これはガチで男の隠れ家だわ
この「Pirate Ship Bedroom(海賊船ベッドルーム)」は、「たまに本気で子どもの頃に戻りたい」、「子どもが欲しいかもしれない」、「ロビン・ウィリアムスの急逝がかなしい」などなど、さまざまな思いを持つ全ての大人に捧げる、切なくも最高のベッドルームである。
大人のためにというだけあって、Pirate Ship Bedroomの船の造形には妥協がない。スケールは小さいながらも限りなく本物に近づけてあり、ロープや床の木目にまでこだわりを感じさせる。帆を張ったマストこそないものの、見張り台も舵もある。
ノットに足の指をひっかけながら登って行く時に、ちょっと息があがってしまうのもご愛嬌。橋を渡ればそこは自分だけのベッドルーム…いや、子どもの頃の夢が広がっている。
ちなみに朝目が覚めて、ロープで下に降りて行く。と、目の前に現れるスーツやシャツがつるしてあるクローゼットまでが現実との境目なのである。
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