家のトイレで便座に座らずに小便をしている男性は必読です。カナダ発、立ってオシッコをした時の跳ね返りを出来るだけ少なくする的「Piss Pad」の先行販売プロジェクトが今夏、米国のクラウドファンディング(CF)サイト「Kickstarter」で成立しました。
的の大きさは直径4cm・厚さ1.5cm
「Piss Pad」の形状は公共トイレの小便器に置かれていることがある芳香ドームによく似ています。ただ芳香ドームよりはずっと小さく、直径4cm・厚さ1.5cmしかありません。円形の的の背面は防水仕様の吸盤になっていて、家の便器の奥に簡単に取り付けられます。
的は密集したポリウレタン繊維からなる立体網状構造になっています。そこに向かって小便をすると、的表面の無数の隙間に流れ込むので、跳ね返りが最小限に抑えられます。用を足し終わって水を流すと、的はその水ですすぎ洗いされるので、的を掃除する必要はありません。もちろん水を流しても便器から剥がれない作りになっています。
的を付けると掃除回数が3分の1に激減
家の便器の奥に「Piss Pad」を取り付けたからといって、小便の跳ね返りによる汚れが全くなくなるわけではありません。ただプロジェクト起案者によると、的を付けた場合の掃除回数は、的を付けなかった場合の3分の1に激減したとのこと。便器・便座・床などをキレイにする時間も掃除用品代も節約できることになります。
立って小便をした時の跳ね返りを大幅に減らす的の先行販売プロジェクトは目標金額を大きく上回る4万5800ドル(約480万円)以上を集めました。8月末現在はCFサイト「Indiegogo」で注文可能です。いつか日本で簡単に買える日が来るかは分かりませんが、今回の記事がオシッコの仕方や家のトイレ掃除について考えるきっかけになれば幸いです。
参照元:KICKSTARTER, NEWNORMAL