ポルシェは2016年のWEC世界選手権に参戦するLMP1マシン「919ハイブリッド」を発表し、3月25(金)~26日(土)にポールリカールサーキットでの公式テスト「プロローグ」で初走行をさせました。
ディフェンディング・チャンピオンカー「ポルシェ919ハイブリッド」
2015年、ル・マン優勝、マニュファクチャラーズチャンピオンシップおよびドライバーズチャンピオンシップを獲得し、見事に復活したポルシェは、2016年にも2台の「ポルシェ919ハイブリッド」でWECシーズンに挑みます。
ハイダウンフォース パッケージの2016年型
2016年仕様の「919ハイブリッド」は大幅な改良がなされていますが、基本的には2015年仕様をベースとしたなシャシー構造とパワートレインです。しかし、空力的な改善を行っており、2016年仕様はハイダウンフォース パッケージになっているようです。
「919ハイブリッド」のハイブリッドシステムは、2.0L4気筒の効率的なフューエル・ダイレクト・インジェクションを兼ね備え、フロントアクスルからの制動エネルギーと、排気エネルギーの2つのエネルギー回生システムからの電力をリチウムイオンバッテリーに蓄え、約1,000PSといわれる最高出力を発生させます。
テストでは最速タイムも記録!
そして、3月25(金)~26日(土)にポールリカールサーキットでの公式テスト「プロローグ」によって、公式の場へ初めて登場しました。ドライバーラインナップはマーク・ウェバー 他6人のドライバーに変更はなく、ゼッケン1と2の2台がエントリーします。
2日間で合計2,197kmを走破し、どのセッションでも、ベストタイムを刻んだのは「ポルシェ919ハイブリッド」で、プロローグ全体でのファステストラップは、土曜日に1号車ブレンドン・ハートレーが達成した1分37秒44でした。
今年もディフェンディングチャンピオンのポルシェの強さは揺るがないようです。
参照元:SUPER STREET