フロリダ州アメリア・アイランドでの初のオークションで、170万5千ドル(約1億5千万円)の「1961年型ポルシェRS61スパイダー」を落札したのは、伝説の名ドライバー、スターリング・モス卿。 しかも入院先の病院からだったことをオークション会社「グッディング&カンパニーは」が公表した。
入院してても元気そうな「サー」
サー・スターリング・モス(80歳)は、2010年に自宅のエレベータ-を3階分転落し、両足首と脚の4本の骨を折り、脊椎も損傷し、(プリンセス・グレース病院)入院。代理の入札者は、モス卿からこの車の落札を積極的に進めるよう依頼され、3月12日に落札したという。
1961年式のポルシェRS61スパイダーはなぜこんなに高値?
1961年型ポルシェRS61スパイダーは、モスが1960年代にレースをした「RS60」と似ているという。モスは1961年に「RS60」でタルガ・フローリオの優勝を惜しくも逃している。
この1961年型ポルシェRS61スパイダー14台製造されたうちの1台で、合計10勝を挙げたマシンであるという。高値が付くわけです。
スターリング・モス とは?
本名「サー・スターリング・クロフォード・モス(Sir Stirling Craufurd Moss)」、50年~60年代にかけて活躍したイギリスのレーシングドライバー。
実力を持ちながら、「チャンピオンになることはなかった最も偉大なドライバー」と評されている。2000年にはモータースポーツの発展に貢献したとして「ナイト」の称号が与えられている。
参照元:CarScoops
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