う、美しい!世界初、パウダーセメント製のパビリオン

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未定 詳細なし

去年、中国で24時間以内に3Dプリンタを使って建造された10軒の家が、そして今年1月には同じく中国で3Dプリンタで作られたパーツを使って建造された5階建てのアパートが披露された。

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パウダーセメント製のコンクリート建造物「Bloom Pavilion」

そして今回、米UCバークレー大学の環境デザイン科の学生らが3Dプリンタを使ってパウダーセメントで作られた建造物「Bloom Pavilion」を披露した。パウダーセメントを使って3Dプリンタで作られたコンクリートの建造物はこれが初めてだとか。

高さ2.7m、幅3.7m、奥行3.7mと大きな建造物ではないが、中国のウェットセメントで作られた家とは違い、Bloom Pavilionはポリマーに繊維とセメントを混ぜた合成素材で作られており、軽量で頑丈だ。

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コスト面でもお手頃、そしてなによりもその美しいタイのフローラルモチーフデザインに注目が集まっている。ウェットセメントでは表現できないパウダーセメントならではの繊細さには見惚れるものがある。

Bloom Pavilionは、今後タイのスポンサーに送られ数ヶ月間展示された後、世界各地で展示の予定だ。3Dプリンタが登場してから久しいが、今や3Dプリンタでなんでも作れる時代になった。一時話題になった銃などの武器製作ではなく、車や飛行機などの大型3Dプリンタプロジェクトに期待したい。

参照:engadget

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