一般的に日本のトイレは世界でもダントツの清潔であると言えよう。もちろん例外はあるのだが、公衆トイレに関してはかなり整備されている。だが、世界には思いもよらぬトイレが数多くある。
例えばアジアの国々などに散見するニーハオトイレなどがそれにあたる。個室ではなくオープンスペースになっているため、お隣さんと挨拶を交わせる…ということからついた俗称である。
やはり個室感は絶対に必要である
人間なんでも慣れであるとはいえ、初めてみるニーハオトイレを前にするとかなり厳しいものがある。いや、もしかするとリピーターでも躊躇ないといったら嘘になるかもしれない。たとえ即席でもいいから、何か周りを覆うようなものが欲しい。これは生理現象を前にした魂の叫びでもある。
その叫びに応えてくれそうなのが「Pull Pull Toilet(トイレ用パーティション)」である。通常ならどう見ても溝にしか見えない絶望的なトイレ。だがふと上を見上げると、なにやらちょうちんのような蛇腹(ジャバラ)があるではないか。これぞ天から差し込む一筋の希望の光、いやPull Pull Toiletなのである。
使用するときに紐をひっぱると、円柱形に周りを覆うパーティションが降りてくる。これがあるのとないのでは全く状況が違ってくる。テンポラリーではあるが、ニーハオトイレを克服するために絶対に必要不可欠なので迅速な設置を願うのみである。
参照元:Yanko Design
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