中東のカタール航空は3月2日からカタールのドーハとナイジェリア北部の大都市カノを結ぶ路線を週4往復(月・水・金・日)、3日からはドーハとナイジェリア南東部の石油精製都市ポートハーコートを結ぶ路線を週3往復(火・木・土)で開設しました。
新路線は首都アブジャを経由。ドーハからは10時間強
カタール航空が運航するドーハ=カノ線はナイジェリアの首都アブジャを経由します。アブジャまでのフライト時間は7時間35分、カノまでのフライト時間は10時間35分で、中東のハブ空港からカノまでの移動時間としては最短とみられます。使用機材は254席のボーイング787です。
カノがあるナイジェリア北部はイスラム教徒が多く、カタール航空は特にサウジアラビアからの旅行者の利用を見込んでいます。カノは旧市街を20kmに渡って取り囲む土で作られた城壁が有名ですが、現在ではそのほとんどが荒廃しています。
アブジャ線は毎日運航に。ラゴス線は1日2往復体制
カタール航空が運航するドーハ=ポートハーコート線もアブジャを経由します。ポートハーコートまでのフライト時間は10時間45分。中東の主要空港とナイジェリア有数の石油産業都市間を乗り継ぎなしで結ぶ航空会社は他になく、英米やアジアのビジネスパーソンの利用が見込まれます。
カタール航空はカノとポートハーコートへの乗り入れ開始を機に、ドーハ=アブジャ線を週4往復から1日1往復に増便します。ドーハに本拠を置く航空会社はナイジェリア経済の中心地ラゴスにも乗り入れており、1日2往復で運航中です。
<参考元>QATAR
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