パートナーのいびきで熟睡できない人は必読。フィンランド発、良質な睡眠と目覚めが手に入るように、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスデジタル耳栓「QuietOn 3」の先行販売プロジェクトが今春、米クラウドファンディングサイト「Indiegogo」で成立しました。
そもそもアクティブノイズキャンセリングって何?
「QuietOn 3」は2016年発表の「QuietOn」、2018年発表の「QuietOn Sleep」から続く、北欧発デジタル耳栓の新作です。最大の特長は、小型化を実現し、横向き寝を好む人も快適に装着していられるように設計した点です。耳を塞ぐ部分の大きさは人それぞれなので、大きさが異なるフォームチップが4種類も付いてきます。
アクティブノイズキャンセリングの仕組みを簡単に説明すると、いびきなどの音を内蔵の小型マイクで拾い、アナログ情報からデジタル情報に変換し、位相を変化させた音(逆位相の音)を生み出します。内蔵の小型スピーカーから流れる逆位相の音はいびきを相殺するので、パートナーと共有する寝室を心落ち着く静寂に限りなく近づけられるのです。
大きないびきを聞こえなくすることは不可能だが
「QuietOn 3」とスポンジ状の耳栓のノイズ低減能力を大きないびきの周波数域(200~500Hz)で比較すると、前者が倍も優れています。近所の騒音や話し声のノイズ低減能力も同水準で前者が上回っています。どんなデジタル耳栓もノイズを完全に遮断することはできません(そうなればアラームや火災報知器の音も聞こえません)が、ストレスは大きく減るでしょう。
横向き寝にも対応する完全ワイヤレスデジタル耳栓は5月中旬時点でも「Indiegogo」で応援購入可能な上、近日中に日本のクラウドファンディングサイト「Makuake」にも進出するようです。スポンジ状の耳栓やノイズマスキングのイヤホンが合わない人は、世界最小のアクティブノイズキャンセリング機器に手を出してみても良いかもしれません。
参照元:INDIEGOGO