フェラーリと一口に言っても、様々な車種がある。1947年に販売された125Sから、2013年に発売されたラ・フェラーリまで数多くの車種が存在している。人気が高い車種と言えば「テスタロッサ」や「F40」であろう。私個人としてはやはり「F40」が好きである。もちろん、乗る事など出来る訳もないが。仮に乗れたとしても、あの暴れ馬を運転する自信がいまいちない。そう言えば、2011年だったか、日本でフェラーリ8台が玉突き事故を起こすという事態が発生した事があった。高級車だからだろう、死者も重傷者も出なかったとの事である。
そんな暴れ馬フェラーリに異端児とも言うべき一台が存在する。それがこの「Ferrari Tipo 250 (フェラーリ ティーポ250)」である。Ferrari Tipo 250は「250GTベルリネッタSWB」がベースのフェラーリである。このFerrari Tipo 250は非常に希少価値が高く、絶対に手に入らない幻のフェラーリとすら言われている。
そんなFerrari Tipo 250が突然BONHAMSオークションに登場し、話題となっている。その販売価格は約1億円。世界のカーマニアが色めき立ったという。そして正体不明のスイスの男?がこの幻の車を購入したそうだ。手書きのチンケな借用書で資金を借りたという報告はない。それにしても良い意味でフェラーリらしさがない、貴重な車である。
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