今回はちょっといい話をお届けします。米北東部のペンシルベニア州やメリーランド州でケータリングを提供しているRed’s Smokehouse BBQは5月、メリーランド州ボルチモアの病院にフードトラックを派遣し、新型コロナウイルスと戦う医療従事者に1800食以上を寄贈しました。
集中治療室チームからの「ありがとう」
メリーランド州のテレビ局WMARがYouTubeにアップしたニュース動画によると、Red’s Smokehouse BBQは出向く予定だったすべてのイベントがなくなった今、地域を支える医療従事者に感謝を伝える良い機会と判断したとのこと。病院で働く人々に配られたテイクアウト容器の中にはボルチモアでよく食べられる肉料理「ピットビーフ」などが入っていたそうです。
Red’s Smokehouse BBQのFacebookページを閲覧すると、フードトラックが訪れたボルチモアの病院に勤めている看護師から感謝のコメントが書き込まれていました。肉料理のケータリング会社は4月にもメリーランド州ベルエアの病院に食事を届けており、そのことを報告した投稿には集中治療室チームからの「ありがとう」を確認することができます。
コロナ流行前から肉料理の味に高評価
メリーランド州では新型コロナウイルスに4万2000人以上が感染し、2000人以上が命を落としています(5月21日時点)。日本一国の感染者数・死亡者数を一州だけで上回っている厳しい状況で、商売を始めて早々に苦境に立たされたRed’s Smokehouse BBQが何千人もの医療従事者に食事を寄贈した判断は素晴らしいというほかありません。
Red’s Smokehouse BBQのFacebookページには新型コロナウイルスが全米で流行する前から「プルドポークやピットビーフが最高に美味しい」と高評価が付けられていました。それだけに伝統的なバーベキュー料理を届けるフードトラックが新型コロナの流行が早く終息した後に卒業式・結婚式・私的な催しに多く呼ばれることを願わずにはいられません。
参照元:youtube