2013年のBasel World(スイス・バーゼルで毎年開催される時計見本市)で、リリースされた「レッセンス・タイプ3 (Ressence Type3)」のシルエットの美しさと完成度が世界中から注目を浴びている。クラフトマンシップで名高いレッセンス社ゆえにゴツいルックスかと思いきや、レッセンス・タイプ3 (Ressence Type3)は真逆のアプローチ。時刻合わせをするためのクラウン(リューズ)すらない完璧なシルエットは異次元空間のようでもあり、光の乱反射をする様はまるで水の中だ。そして時・分・秒の独立表示。そう、精緻さ象徴とも言えるいわゆるレギュレータ表示なのだ。
レッセンス・タイプ3 (Ressence Type3)がその真価を余すとこなく発揮するのが、暗闇。蛍光色の色合い、照度などが絶妙のバランスで「時間」となり姿を現す。
どんなリストウォッチでも「時を知る」という一点においては同条件を共有している。しかしアナログ、デジタル、価格からデザインまで、レッセンス・タイプ3 (Ressence Type3)はその選択肢の多さすらも凌駕してしまうかもしれない。
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