子供のころ、「魔法が使えたら」なんて考えた事は有るだろうか?もしかしたら、大人になった今でも、そう考えている人は居るかもしれない。しかし、そんな人を夢見がちなんて笑う時代は、もう終わりかもしれない。まるで魔法使いが呪文を唱える様に、空中に文字や記号を描く事で、携帯端末への入力や、家電機器の操作が出来る、指輪型ウェアラブルデバイス「Ring (リング)」が実現に向かっている。
Ringは、一見肉厚でシンプルな指輪だが、ジェスチャー認識によって様々な機器を操作する、新型のウェアラブルデバイスだ。特定のジェスチャーをする事で、TVや照明をつける、携帯端末を操作する、支払いを行う、などが可能になる。提供時期は未定だが、Ring本体のBluetooth信号を、Ring Hubと呼ぶ中継器で赤外線に変換し、より多くの製品への対応も考えているようだ。
元は、TechCrunch Tokyo 2013スタートアップバトルの、最優秀賞を獲得したアイディアで、KICKSTARTERで資金を集め、今年7月にプロトタイプを出荷する予定になっている。映画の様な世界は、もうすぐそこだ。
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