好き嫌いはあるものの、メキシコ料理やハンバーガー、さらにはワサビ醤油のおつまみとして美味しくマルチに活躍するアボカド。しかしスーパーで購入したものの包丁の刃がたたないほど硬かったり熟しすぎていたりと、ちょうど食べごろのアボカドを選ぶのはひと苦労。
今回はまだ熟れていないアボカドを購入した際に、オーブンを使って緊急で熟させる方法をご紹介しよう。
アボカドを熟させる基本は熱とエチレンガス
他の果物と同様、アボカドは暖かい気候において熟れる木の実。なので、すばやく熟させるのには高い温度が必要。そしてアボカドは植物ホルモンのエチレンガスを多く発生させるので、それを密封してやると熟す速度が速まる。
紙袋にアボカドを入れて放置しておくだけでも熟す速度は増すのだが、それすら待てない人はこの方法をお試しあれ。
硬いアボカドを10分で食べごろにする方法
1. アボカド全体をアルミホイルで包む。
2. 93度に熱したオーブンにアボカドを入れる。
3. 10分、もしくは指で押して、表面が少しへこむくらいに熟したらそれで完成。
熱と密封状態が、アボカドをあっという間に食べごろにしてくれる。急な来客があっても、これにマヨネーズとレモン汁、塩コショウと刻みタマネギを混ぜてミックスするだけで、気の利いた自家製アボカドディップがすぐに完成!
アボカドの穴にいろいろ詰めて焼いてみよう
この方法で熟させたアボカドは、オーブンで焼くというプロセスを踏むためどうしても自然に熟したアボカドとは味が少々異なる。
それはそれで面白いのだが、熟成後に種を取った穴の中に好みの食材を詰めて焼くと、絶品のおつまみができるので是非お試しいただきたい。たとえば「アボカド卵」。料理方法は穴の中に生卵を落として好みのスパイスを振り、さらにオーブンで焼くだけ。栄養たっぷりの簡単レシピ!
このオーブン熟成方法を使うと、バナナなど他の果物や野菜でも簡単に素早く熟させることができる。栄養の優等生であるアボカドには数え切れないほど多くの栄養素が含まれているので、食べごろに美味しく熟したアボカドをもっと積極的に食卓に取り入れてみよう。
参照元:Food Hacks