香港発、卓上で人間を楽しませることも仕事をサポートすることもできる、私たちに馴染み深いAndroid OSで動くミニロボット「Rux」の先行販売プロジェクトが今冬、米国のクラウドファンディングサイト「Indiegogo」で公開中です。さっそく見ていきましょう。
軽い話し相手としては申し分ない
「Rux」の形状は小人型です(腕に見えるのは「耳」らしいです)。顔部分はディスプレイになっており、目や口はもちろん、その他有益な情報を表示します。表情豊かで、体の動きもなかなかダイナミックで、チャーミングに足を動かしながら歌い踊ることもできます。
ロボットとのやり取りの一例を挙げます。あなたがデスクに戻ると「おかえり。どこ行ってたのさ、ボクを置いて」などと話しかけてくれ、頭をなでると「いいよ、許すよ」と機嫌を直してくれます。質問をすると、AIエンジンと連携し、可能な限り答えてくれます。軽い話し相手としては申し分ないです。
「Rux」はとにかく好奇心旺盛です。「卓上仲間」のフィギュア相手に「ボクはラックスっていうんだ。君の名は?」などと話しかけます。動いていてデスクから落ちそうになっても、端で立ち止まれるのでご安心を。ワンちゃんのしつけのように人間のジェスチャーにも反応します。
なぜデスクワークの人にぴったりか
「新しい家族としてのペットは魅力的だけど、実際に迎え入れて育てるのは荷が重たい」という人にとって、話しかけたり触ったりするとしっかり反応してくれ、やり取りを通じて成長する「Rux」は興味深い存在になるでしょう。愛くるしさはワンちゃんやネコちゃんにも引けを取りません。
このロボットはしかも仕事をサポートしてくれます。「顔」に日付、時刻、スケジュール、ニュース、天気などの情報を表示し、ディスプレイと内蔵カメラでビデオ通話も可。「そろそろ体を動かした方がいいですよ」と教えてくれたり、瞑想アプリに対応していたりなど、デスクワークの人にぴったり。
Android OS搭載でさまざまなアプリと互換性があり、スマート家電との連携も可能な「Rux」。気になる価格、アフターサポート、日本語対応かどうかは、それぞれ「349ドル(約5万2000円)」「1年保証」「日本語に対応している」となっています。
<参考元>indiegogo