欧州の格安航空会社(LCC)、ライアンエアーは今秋、フィンランドの空の玄関口であるヘルシンキ空港に再び乗り入れ、10月末から欧州8路線を開設します。
リガ線もワルシャワ・モドリン線も週4往復
ライアンエアーは10月29日からヘルシンキとラトビアの首都リガを結ぶ直行便を週4往復(月・水・金・日)で開設します。フライト時間は約1時間。フィンランドとラトビアの首都間を運航するLCCは7月時点で存在せず、東アジアの主要空港と結ばれているヘルシンキからリガまで安く移動したい旅行者には魅力的な選択肢が加わることになります。
ヘルシンキとポーランドのワルシャワ・モドリンを結ぶ直行便は10月31日から週4往復(月・水・金・日)で運航開始されます。モドリン空港は古都ワルシャワの中心部から車で40分の距離にあり、ポーランド最大の空港であるワルシャワ・ショパン空港に比べるとアクセスで劣りますが、LCCでの移動を希望する旅行者にとってライアンエアーの進出は朗報です。
杉原千畝で知られるカウナス線も開設へ
ライアンエアーは10月31日からヘルシンキとリトアニアのカウナスを結ぶ直行便を週3往復(水・金・日)で開設します。カウナスは1940年、外交官の杉原千畝がナチスから逃れてきた大量のユダヤ避難民に「命のビザ」を発給した場所です。当時の日本領事館は現在、スギハラハウスという博物館になっています。
他にもヘルシンキと英国のロンドン・スタンステッド、イタリアのミラノ・ベルガモ、ベルギーのブリュッセル・シャルルロワ、フランスのパリ・ボーヴェ、ポーランドのポズナンを結ぶフライトも順次開設されます。更にフィンランドのタンペレとロンドン・スタンステッドを結ぶ路線も11月2日から週2往復(火・土)で再開設されます。周囲に湖が点在するタンペレからのフライト時間は約3時間。
参照元:RYANAIR GROUP