もしもPCやタブレットがいまのように固くなく、割れる心配も大きなサイズ、重さについて考える必要がなくなったら――――。
さかのぼること2013年。このときサムスンですでに技術が実現していた湾曲する液晶、いわゆる「フレキシブルディスプレイ」の、商品化への具体的なアイデアといえるのがこちらです。
ヒントは古代の巻物?画面をクルクル収納する最薄PC/タブレットなるか
サムスンが以前より着想し構想を練ってきたこのフレキシブルディスプレイがもしも現実的に世にでてくるとなったとき、それは一体どんな姿カタチをしているのか??ガジェットマニアならずとも気になる所ではないでしょうか。
デザイナーのソンミン・リー氏が描いたそれは、まるで古代の巻物のように、筒状のメイン部分へと薄い液晶をクルクルと巻いていくスタイルでした。
これまでで最もポータブルでコンパクトなPCになるようにと設計されていて、デュアルUSBやスピーカー、タッチキーボードまで標準搭載、筒の部分は軽量ながらも安全な硬質ケース製。
パソコン専用のバッグを持ち歩かなくても、普段のカジュアルなバックパックに財布やケータイ、ウォーターボトルと同じようにサッと収納し持ち運べる点が最大の魅力といえるでしょう。
ただあくまで理想的なデザインというだけでしかないため、細部に至るディテールは開かれていないのが惜しいところ。実現すれば史上最薄・最もコンパクトなPCになるであろう近未来的技術の一台、是非実機に触れてみたいものです。
参照元:Yanko Design
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