SUHDは次世代の4Kテレビとして登場したSamsungの新しいブランドだ。このブランドの新たな特徴として、再編成された映像エンジンや量子ドット技術、ローカルディミング技術、HDRコンテンツなどが挙げられる。これらによって色再現や輝度などがさらに改良された。
また人気の曲面ディスプレイも数モデルで採用されている。OSはオープンソースのTizen OSを起用している。
かなり強気の価格設定、最低価格でも2500米ドル
そのSUHDテレビの価格が先日リークされた。
一番安い48インチJS8500シリーズのフラットモデルがおよそ2,500米ドル、最も高画質な65インチJS9500シリーズのカーブモデルがおよそ6,000米ドル、最大の88インチJS9500シリーズの曲面モデルがなんと23,000米ドルだという。
以下がリークされた価格リストだ。
モデル | サイズ(インチ) | ディスプレイ | 価格(米ドル) |
---|---|---|---|
UN88JS9500 | 88 | 曲面 | 22,999 |
UN65JS9500 | 65 | 曲面 | 5,999 |
UN65JS9000 | 65 | 曲面 | 4,999 |
UN55JS9000 | 55 | 曲面 | 3,999 |
UN48JS9000 | 48 | 曲面 | 3,499 |
UN65JS8500 | 65 | フラット | 3,999 |
UN55JS8500 | 55 | フラット | 2,999 |
UN48JS8500 | 48 | フラット | 2,499 |
これらはUPP(価格上昇圧力)に基づき製造業者によって設定された価格で、販売業者がこの価格から大幅に割引をする余地はほとんどない。テレビ市場を支配しているといっても過言ではないSamsungだが、これは少々、いやかなり驚きの価格設定ではないだろうか。
Samsungの広報担当者がCNETに明かした内容によると、リークされた価格は実際の価格設定とほぼ一致する内容だそうだ。気軽に買える値段でもないので、この価格設定がパフォーマンスに見合うものかどうかについては店頭で確認するしかない。
携帯電話同様テレビもスマート化を続けるが、それに伴い価格も上昇の傾向にあるようだ。Samsungのテレビ価格リストの公式発表は3月半ば、そして競争相手のLGも夏には新ラインアップを発表するだろう。だがLGのテレビもSamsung同様高めの設定になるとみられている。
いずれにしても2015年もSUHD対OLED、韓国の大手2社SamsungとLGの一騎打ちとなりそうだ。
参照元:CNET