既に部下や後輩がいる方なら思い当たる部分もあるかもしれません。同じように注意したり叱ったりしても人によってその反応は様々。「こいつは見どころあるなあ!」と感じる奴もいれば「何だコイツ終わってんな」と、見限ったり嫌いになったりしてしまう相手もいますよね。
もちろんこれはあなたと、あなたのボスの関係においても同じこと。上司に好かれるためには「こいつは伸びるな。期待できるな」と、たとえ叱られている時でもそう思わせる事が重要なんです。
「育てたい」と思わせる6つのポイント
●まずは素直に注意を受け入れる
叱られた時に一番やってはいけないのがふて腐れたり、反論してしまうことです。あなたの気持ちや考えもあるでしょうがまずは一旦上司の話しを素直に受け止めてみましょう。
●上司の立場になって考える
冷静になって上司の立場になれば言われている事への理解度も深まります。叱られる時だけに限らず、話をする時は常に相手目線に立つことを忘れないようにしましょう。
●謝罪し、叱られた内容を自分の言葉で話す
まずは素直に「申し訳ありませんでした」と謝りましょう。そして「ご指摘ありがとうございます」と感謝する態度をとれば上司も「こいつは素直だし器の大きいやつだ」と感じることでしょう。
●叱られたことを根に持たない
以前叱られたことを根に持っていたり、根に持っていることを相手に悟られてしまうともう上司はあなたに対して「育てよう」という意識では叱ってくれなくなります。
人間関係にも深まらず上っ面の対応だけをする間柄になってしまうのです。これではあなたの成長も出世もどちらも止まってしまいます。
●ポジティブな姿を見せる
反省し、謝罪の言葉を伝えた後は今度は前向きな態度を見せる番です。いつまでもウジウジしていてはいけません「次は見ていてください!」とあくまでも前進し続けようとする態度を見せるのです。
なかなか難しいことですが、ポジティブな姿を自然と見せられる人は上司からの好感度はかなり高いと言えるでしょう。
●指摘された以上の改善をする
上司に好かれる「叱られ上手」な社員6つのポイント。その中でも最も重要なのが「叱られた内容にプラスアルファすること」です。
上司からの話には細かく具体的な内容はそれほど含まれていなかったはずです。ですから上司の言葉の本質を掴み、具体的にどのような行動に結びつけていけばよいのかを一つ一つ丁寧に考えることが重要なのです。
叱られているその場を凌ぐだけでなく、上司の言葉以上の変化を示すことができれば最高です。上司にとって「一を聞いて十を知る」部下ほど可愛がられる部下はいないのです。
周りを変えるより自分が変わるほうが簡単!
仕事ではコミュニケーション能力が求められるとよく言われますね。しかしコミュニケーション能力というのは別に同僚や先輩、上司と仲良く話ができるというだけの物ではありません。
本当に必要なのは失敗したり、トラブルを起こしてしまった時にきちんと相手の話を聞き、今後の糧とできる力なのです。これら6つのポイントを意識することによって、仮に上司から怒られるような失敗をしてしまってもそれはピンチではなくあなたにとっては大きなチャンスとなることでしょう。
参照元:MAG2 NEWS