アメリカ・テキサス州が世界に誇る炭酸飲料、ドクターペッパー。独特の味で好き嫌いがあるとは思うが、一部日本人の間では「ドクペ」の愛称でカルト的人気を博すドリンクだ。
1. 1885年にテキサス、ウェーコにて誕生
ドラッグストア勤務の薬剤師チャールズ・アルダーソンが店の商品として考案した。
2. アメリカ最古のソフトドリンク銘柄
コカコーラ新発売が1886年でペプシが1893年なので、ドクターペッパーの勝ち。日本では日本コカコーラから販売されている。
3. 名前の由来は未だ謎
ドラッグストアのオーナーが結婚を前提に付き合っていた娘の父親の名前がDr. チャールズ・ペッパー、そこから来ているという説が有力とされる。しかしこのカップルは破局してしまったので、もしかするとドクターペッパーはそんないわくつきドリンクなのかも?
4. 燃えるドクターペッパー
アマレットのショットにバカルディ151ラム酒を注ぎ、それに火をつけて、さらにビールに落とすという超過激なカクテル「Flaming Dr Pepper(燃えるドクターペッパー)」。ドクターペッパーは入っていないものの、ドクターペッパーの味がすることからこの名前がついた。家は燃やさないように。
5. アメリカ国家が食品と認める
砂糖が配給制だった第二次世界大戦中、議会にドクターペッパーを食品として扱うよう懇願、OKされた。勝つために必要とされる糖分が炭酸飲料に多く含まれ、それがエネルギー源とになるという内容。戦争に勝ったのはドクターペッパーのお陰だ!なんて言ってたそうだ。
6. 23のユニークな含有物
…それはテキサス州プレノにある本社の金庫に隠されている。しかしインターネットコミュニティーの一説によると、それらはアマレット、アーモンド、ブラックベリー、ブラックリコリス、にんじん、クローブ、さくらんぼ、キャラメル、コーラ、しょうが、ジュニパー、レモン、糖蜜、ナツメグ、オレンジ、プルーン、プラム、こしょう、ルートビア、ラム、ラズベリー、トマト、バニラだと言われている。さすが薬剤師!
1973年より日本でも販売されているが、「あれは人間の飲むものではない」なんて声も多い。しかし、ただ不味いだけのドリンクがこんな長年続くはずがない。もう一回試してみて、もしそれでもダメだったら肉料理の下味付けにでもどうぞ。
参照元:THRILLIST