イタリア・ミラノにイタリアを代表するカロッツェリアがある。革新的なデザインの車を次々と開発、フェラーリ212をデザインしたことでも知られるバッティスタ・ファリーナが設立した「ピニン・ファリーナ」である。そのデザイン力は車に留まらず、船舶、電車、さらには家電製品にまで及んでいる。トリノオリンピックの聖火台、トーチのデザインもピニンファリーナが手がけた。
高いデザイン力を誇るピニン・ファリーナがジュネーブモーターショーで公開した車が「Pininfarina Sergio (ピニンファリーナ・セルジオ)」だ。フェラーリ458をベースに創業者バッティスタ・ファリーナの息子であり、中興の祖となったセルジオ・ファリーナに敬意の意味を込めて製造された車である。「セルジオ」はセルジオ・ファリーナから名付けられた。
鋭い流線型は空気力学などを考慮した結果である。何処となく日本の新幹線をイメージさせる。フロントガラスが取り払われている為、高速走行で目を開けていられるのかという問題は残っているが、Pininfarina Sergio (ピニンファリーナ・セルジオ)のこの革新的なデザインは特筆物だ。エンジンはフェラーリスパイダー搭載のV8エンジンを搭載し最高速は320km/hとなっている。
あなたはセルジオに乗る勇気があるだろうか。色々なものが吹き飛ばされそうだ。
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