手書きメモやイラストをデジタルデータに変換するツール、ペンタブレット。どちらかというとグラフィック系ユーザーに愛用されている印象が強いツールですが、アメリカで大定番な製品がさらに強力にアップデートされて、いやいやこれからはビジネスシーンでも活躍しますよ、というニュースがありました。それがライブスクライブ社のスマートペン「Sky(スカイ)」。
2008年に発売されて2年の間に40万セットを売り上げたという製品の、何がそんなにウケたかというと、たとえば手書きメモが「読み返してみたらわからない」なんてこと、ありがちじゃないですか。ところがこのペンタブで専用ノートにメモをしてさえいれば、走り書きのメモをクリックするだけで該当する箇所の音声が再生されるから、頭出しが完璧にできて、おお、便利!
さて、そうした音声とメモの連携機能はこれまでにもあったので、最新のSky(スカイ)がこれまでのバージョンと大きく異なるポイントはふたつ。
(1)WiFi接続が可能になった
(2)オンライン・バックアップツールの定番、Evernoteにデフォルトで連携するようになった
つまり、もうUSBケーブルで接続したり専用アプリを介してデータを移行させる必要がない、ってことなんです。Evernoteアカウントを持ったタブレットやノートパソコンが、同じWiFi圏内にあれば、メモした情報がリアルタイムでオンラインにバックアップされていくんです。
打ち合わせで議事録をとる必要があったんだけど、なにしろほら、眠くてね、メモがほとんど残ってないんだよ、しまったなー、どうしようかなあ。なんつって。そう、俺にはSky(スカイ)があるから、完璧に再現できるんだぜ!
……ね、そんな活躍の仕方をするわけです。ちょっと欲しくなりません?
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