すでにアメリカ横断を成功させているソーラー・インパルスですが、そのソーラー・インパルスより大きい2号機のソーラー・インパルス2が世界一周の夢を実現するため3月9日アブダビを出発しました。今月から少なくとも数ヶ月、7月末もしくは8月初旬までのフライト予定とのこと。
太陽エネルギーが動力のソーラーインパルス2で世界一周の夢を叶えたい
ソーラー・インパルスは、スイスのソーラープレーンプロジェクトで、最終的な目標を世界一周と定めていました。今回、同チームの大きな夢を背負ってソーラープレーンは旅立ちました。当日の出発は多少の遅れが出たもようですが、太陽の光を可能な限り利用するため、早朝のテイクオフとなったようです。
ソーラー・インパルス2には、1万7000ものソーラーセルとリチウム電池が搭載されていて、昼夜を問わず飛行が可能です。ボーイング747より幅広、でも2.3トンと軽く、太陽熱を利用して飛ぶ電動飛行機には理想的な重量となっています。
気になるルートは、インド、中国、ニューヨーク、フェニックス、ヨーロッパ北部、アフリカ。そして出発地のアブダビに戻ってフィニッシュラインを切ります。
パイロットはBertrand Piccard氏とAndre Borschberg氏の2名。タージマハル、万里の長城、自由の女神、グランドキャニオンなど各地の有名スポットを空から眺めながらのフライト、まさに夢の世界一周です。日が落ちる頃には高度をだいぶ落とすようなので地上からソーラー・インパルス2の雄姿を見ることができるかもしれません。
参照元:engadget, Solar Impulse
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