野球の試合を見ていると、登板を終えた投手が肩にタオルを巻いている姿を目にする。御存知の通り、アイシングと言って、肩に氷を当て、冷やすのである。現在では当たり前のように行われているアイシングだが、かつては「あんなもの意味が無い」と仰る元野球選手も多かった。
某フジテレビで解説者を務めていた解説者は、投手は完投、アイシングは必要ないと主張していた。
最近はアイシングは一般的になったものの、方法論で幾つか間違いがあると聞く。今回は効果の高いアイシング方法をお教えする。
1.アイシングの時、直接痛めている部位に当てない
アイシングする場合、患部を直接冷やすことは良くない。周辺部をじっくりと冷やすことが重要だ。また、ゲルなどは使用せず、水や氷でアイシングするほうが、効果が高い。
2.ラップ等で患部を圧縮し、アイシング
腫れている箇所をラップなどを巻いて圧縮させておくと、腫れの軽減が早くなるというデータが有る。感覚的にはテーピングに近いのかもしれない。ラップ固定の後にアイシングをするほうが、効果が高いのだ。
3.患部を上に上げる
肉離れなどで足を上にあげて固定しておくように、アイシングをする際に手や脚を上にあげておくと効果が高い。決してお手上げと言うわけではない。
4.とにかく休む
なんだよ!と言われそうだが、結局は休憩をたくさん取る、睡眠を取る、それに叶うものはないそうだ。「あーやっぱりね」と言われるだろうが、効果があるのだからしかたがないだろう。休まずして人間の疲れなど取れるものか。
以上効果的にアイシングをするための方法論をお伝えした。「痛みが取れなかったら、病院行こう!」
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