英国人ポップアーティストのスチュアート・センプル(Stuart Semple)さんは今春、ペットボトルをスプレーアートに使うスプレーに変えるキット「SPRAY」の製品化プロジェクトを米クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で立ち上げ、目標金額を大きく上回る支援を獲得しています。
何かと問題があるスプレー缶を使わなくて済む
「SPRAY」の使い方ですが、まず絵の具をペットボトルの3分の1まで流し込みます(絵の具の種類によっては水などを加える必要あり)。次に四角い噴射装置でペットボトルにフタをして、中身がこぼれないように噴射装置をひねって閉めます。そして付属のポンプを使い、噴射装置経由でペットボトルに空気を入れます。後はスプレー缶を使う感覚で紙などに噴き付けるだけです。
「SPRAY」に満足すれば、使わなくなったペットボトルを再利用できる上、スプレー缶を買う必要がなくなります。ペットボトルは洗浄すれば何度も使えますし、スプレーアートを描いていて「これだ!」と思った絵の具はそのまま保存できます。また、スプレー缶は処分が面倒な上、火災や破裂事故を引き起こす可能性があり、リサイクルもできません。
オリジナル塗料やリストバンド・・・お礼が豪華
「SPRAY」製品化プロジェクトは4月上旬時点で17万ポンド(約2600万円)以上も集めています。これだけ支援が伸びているのは、支援者へのお礼がスプレーキットとクールなグッズのセットになっていることと無関係ではないでしょう。例えばお礼の一種、「YOU TWIST ME RIGHT ROUND」ならオリジナルの粉末塗料、ステッカー、鉛筆、リストバンドが付いてきます。
参照元:KICKSTARTER
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