大都市の飲み屋街などでは、常に誰かが路地裏でヤラかしてしまっている立小便。時間が経ってもなかなか匂いが取れず現行犯で捕まえるのもなかなか難しい。
そしてその匂いはその場所自体のイメージとして人の脳裏に焼き付けられ、実際そんな街で育った筆者は、駅構内などでその匂いをかぐとつい「なつかしい」など思ってしまうこともある。
セント・パウリの反撃
もちろん尿の匂いにノスタルジーを感じる者など少数派であり、普通の人なら何とかしようとするもの。そしてそんな尿臭い街のイメージを打開しようと動いたのが、ドイツハンブルグのエンタメ街セント・パウリで、彼らが立ちション対策として立ち上げたのがなんと特別な壁の設置である。
警告はあったりなかったりするが、その壁に知らずに尿をかけるとそっくりそのまま自分に跳ね返ってくるという画期的なアイデアだ。
尿を跳ね返すコーティングUltra Ever Dry
この特別な壁にはUltra Ever Dryという水を跳ね返す性質のコーティングがなされており、液体が表面にかかるとそれを跳ね返す性質がある。そう。どこかの賢者によって、この物質の点と立小便の点が線で結ばれることになったのである。
YouTubeのビデオで観てもらうとわかるが、おもしろいほど水を跳ね返すので、半分酔っ払った不届き者にはかなりのショックになるはずだ。泥酔者だときっと、帰宅後朝起きてから自分の尿でカピカピになっていることに気づくのだろう。
よく外国人が日本の街の清潔さに驚いているのを見かけるが、ディープな日本では立ちションなんてまだまだ日常茶飯事。ちょっと変わった物大好きな日本のことなので、こんなユニークでスマートなアイデアは絶対すぐに導入されるはず。犬猫用なんてのも出てくるかも!?
参照元:Discovery
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