壁の時計に目をやると既に11時を回っている。今日は根を詰めすぎたようだ。でも窓の外を見るとまだまだオフィスの明かりはついている。寝る時間を惜しんで働く男たちばかりだ。空を見ても星は見えない。ここは星を見るには明るすぎる。
若かりし頃、妻とよく天文台に行った。そして、プラネタリウムを毎回見た。しかし、私は解説の声に誘われて毎回気持ちよく眠ってしまっていた。最後まで眠らなかったことは一度もなかった。見終わった後に妻と話を合わせるのが大変だった。もちろんこのことは妻は知らない。
先日妻に「Starry Light Lamp (スターリィライトランプ)」のことを話した。「もしStarry Light Lampを寝室に付ければ、いつも野外で満天の星空を見ているような気分になることができるよ。とてもロマンチックだ。笠に星座を映し出すように穴が空けられていて、天井や壁を星空に変えるんだ。北半球の夏至や秋分の星空から選ぶことができるようだし、自分の好きなポイントからのものも注文できるようだよ。夏の大三角は・・・」
妻はこう返した。「そうね。Starry Light Lamp (スターリィライトランプ)があればとてもロマンチックね。それにぐっすりと眠れるでしょうね。」
この記事をシェア