電気自動車を利用している人には嬉しいニュースが北欧・スウェーデンから。ストックホルム・アーランダ空港は2月6日、電気自動車・プラグインハイブリッドカー専用駐車スペースを増設したと発表しました。嬉しくもあり、驚きでもあるのは、駐車スペースに併設されている充電器の利用料だけでなく、駐車料も無料ということです。
今回の増設により、空港全体の電気自動車・プラグインハイブリッドカー専用駐車スペースは82台分に増加。空港タクシー乗り場にも充電器を設置しており、こちらも無料で充電可能。スウェーデン国内のエネルギー政策、それに伴う電気自動車利用数の増加に対応した方針により、2012年6月以来、16トン分の二酸化炭素削減に成功しています。
日本の場合、成田国際空港の駐車場を例にあげると、充電スペースは設けられていますが、駐車スペースとは別で、いずれも料金が発生します。日本貿易振興機構の報告書によれば、スウェーデンは「環境車」に限り、公共駐車場の料金を無料とする動きが進んでおり、日本とは対照的。
ヨハン・リンステン空港地上交通管理者は「今回の駐車スペース追加によって、我が空港は、電気自動車で空港を訪れる人々に とって、利便性の高さで他の追随を許さないだろう」とコメント。充電だけでなく駐車スペースも無料という大胆な取り組みが、日本でも実施されれば、電気自動車の普及に一役買うかもしれません。
Source: Swedavia
この記事をシェア