スワマノイド

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東京工業大学が「Swumanoid(スワマノイド)」を開発している。これは人型スイミングロボットで、いつの日か海岸のライフセーバーや沿岸パトロールなどを生身の人間の代わりにこなすようになると思われる。イメージ的にはガチガチのロボではなくて、ロボコップと「ベイウォッチ」のデビッド・ハッセルホフ入ってるアンドロイドっぽい感じか。

開発には3Dマッピングソフトを使用。人間が泳ぐ時の骨や筋肉の複雑な動きをキャプチャーし、モーターや自動制御装置に忠実に反映させた。そのためモーションのリアリティやパフォーマンスの再現精度が非常に高い。

人命救助などの他、水中を効率よく進むための情報などをオリンピック強化選手へフィードバックするなどの利用も考えられているが、手にかかる推進力の調整などに問題もありまだまだプロトの段階である。現在スイマロイドは0.64m/秒の速さで泳ぐことが可能で、オリンピックの100m自由形だと世界3位レベルぐらいの実力だという。

この件に関してはオーストラリアのライフガード団体のSurf Life Saving Australia(SLSA) が大変興味をもっているとのこと。広大な沿岸部を持つ同国ではビーチを監視する人員が慢性的に不足しているため、実用化されたあかつきには導入意欲満々のようだ。

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