適度な運動を継続することで、理想的な体を構築することができますが、運動を止めてしまうと下り坂です。運動していた人が、その運動をやめると、消費エネルギーが減って太りやすくなってしまいます。運動前よりも体重が増加する人もいるでしょう。運動を止めてしまうと、不健康の道へまっしぐらです。
1. 血圧の上昇
運動をすると、体内の酸素供給を活発にする必要があるため、心臓が血液をいつもより多く、強く押し出すので、一時的な血圧上昇が起こります。ですが運動は血管を拡張し、血流を良くするという作用もあるので、運動後しばらくたてば、血圧は下がります。
さらに継続的な運動を続けていると、血管を収縮させる物質・カテコールアミンが減少します。適度な運動を止めると、高血圧を悪化させてしまうことが知られています。
2. 血糖値の上昇
通常食後に血糖値は上昇するものですが、有酸素運動をすると、エネルギーとして糖質や脂質が使われます。また、インスリンの働きが改善して血糖値が下がります。インスリン抵抗性の長期的な低下防止には、継続的な運動習慣が大切です。運動を断つと血糖値の上昇にも深く影響が出てきます。
3. 息切れ
階段をわずか数階の上るだけで、息切れしていませんか? ジムに通わなくなって2週間もすると、息切れに気付くと思います。運動不足の人は、心臓が血液を送る力が弱まっている可能性も あり、少しの運動で息切れを起こしやすくなるでしょう。
4. 筋肉の衰え
トレーニングを停止すると同時に筋肉は衰える一方です。筋肉は骨を支えて、体型や姿勢をキープしている他に、エネルギーを生産する器官でもあります。筋肉が衰えるとポッコリお腹や、垂れ尻になるだけでなく、脂肪が燃焼されにくくなり、肥満を促進させることにもなります。
5. 脳の衰え
適度な運動をしていないと体力がどんどん衰えていく ように、頭も運動をしていないと脳力がどんどんと衰えていきます。適度な運動は脳の老化防止にも役立ちます。長期的な調査により、実際によく歩く人の方が灰白質が多く、認知症やアルツハイマー病を発症するリスクが低いということも裏付けられたようです。
体だけではなく、脳の衰えを防ぐためにも、運動はやはり大切なんだと実感した。運動不足の方、電車一駅分歩くことから始めてみようではないか!
参照元:Men’s Health